という世間の常識が、追い打ちをかけます。

そんな不登校の子どもたちや家族にとって
救いとなるような新しい法律が
誕生しようとしています。
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「多様な 教育機会確保(仮称)法」
一言でいうと、学校以外の場での
家庭や、フリースクールなどでの
学びが正式に認められるという法律です。
学校へ行くのが、嫌でたまらない子どもが
その子の個性が尊重され
自分の学びたい場所で
学べるようになる法律です。

全国に12万人いる不登校の小中学生。
家で自分らしく過ごしたり
ゆっくりと人生を考えることが
許されるようになります。
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では、どうしてこの法律が、
生まれるのでしょうか?
その背景にあるのは何でしょうか?
今、学校は子どもを育てる力が
急速に落ちています。
子どもを成績で縛ることはできても
一生の役に立つような知恵を学んだり
先生の人格に触れて
大きく成長したり、
そんな機会がどんどん減っています。
多様な価値観を持った家庭を前に
同じようなことを教える学校は
今や機能しなくなりつつあります。
長い間変化出来なかった
学校制度が
崩れようとしているのかもしれません。
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国が定めた学校教育。
国際競争の社会を生き抜くために考え出された
いろいろなカリキュラムは
一体どの子を育てるためのカリキュラム
なのだろうか?
先生たちは、誰のために教えて
誰のために成績をつけているのだろうか?
先生という仕事に「生きがい」を感じて
職業を選んだ若者たちは
知識を教えることばかりが優先される学校に対して
おかしいと感じても
学校組織の中では、
「おかしい」ということが許されません。
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僕は学校以外の「多様な学び」が
認められて欲しいと願っています。
その一方で
学校の中でも、「多様な学びを保障」できるように
なってほしいと、強く願っています。

僕はこの3年間
「特別支援教育」の勉強を重ねてきました。
そして、この春「特別支援教育士」という
資格を取りました。
「特別支援教育」とは、
一人ひとりにあった教育のあり方を
デザインしていく仕事です。
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「特別支援教育」と
「多様な学びを保障する法」は
どこか似ているような気がします。
この2つの考え方が
日本の教育に浸透すると
子どもが自分で選んだことを学べる教育へと
シフトできます。
「小さな子どもたちには自分で学ぶ力はない」という
意見もよく聞かされます。
でも、まずやらせてみることが
とても大事だと思います。
子どもたちが学びの主人公になれた時に
学校は再び息を吹き返すのではないでしょうか?
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いろいろなご縁があり、
近々、中学校へ出かけ、
子どもたちにあった学びを
デザインするお手伝いを
始められるかもしれません。
私の中の小さな一歩です。
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今日、衆議院議員会館には
全国から200人を超える人たちが
集まりました。
この法案は、誰かが作るのではありません。
政治はわからない。
難しいことは知らない、
もうそれでは、すまされません。
制度について、
わかろうと学び、語り、広めていくことが
今の私の役割だと感じました。
私の住む八王子でもこの法律について
学ぶ場を作っていきたいです。
一緒に学びたいと思う方。
お気軽に声をかけてください。